もんたんです。
第2新卒で必ず聞かれる「退職理由」。企業が一番面接で懸念する材料の一つです。
誰だって会社にいやな理由があったから辞めたわけですが、面接でその理由をそのまま伝えてしまうと落とされることにも繋がります。
また退職理由を突っ込まれてしまい言葉に詰まってしまったなんてこともあると、採用担当から「この人大丈夫かな・・・?」と思われてしまいます。
「よい退職理由のために、退職のうそをつけばいいの・・・?」と思うかもしれませんが、
別に嘘をつけ!と言っているわけではありません。
あなたの辞めた理由をそのままに好印象に見える方法が実は存在するのです。今回は実際にどのように作っていくのかを例に紹介していきます。
採用担当目線からみた第二新卒
退職理由を作っていく際に、採用担当が「第二新卒」をどのように見ているのか、を知っておくとどのような退職理由を作ればいいのかがわかります。
またすぐ辞めるんじゃないのか、不安
第二新卒が社会人経験1~3年未満の人のことを指します。「3年はいれば一人前」という風習がまだ根付いているということもあり、採用担当は会社に入って長く働いてもらえるかどうかを重視します。
というのも採用においてかかる費用は1人あたり300万円と言われているので、その元をとると考えると早期離職をされては困るのです。だからこそ長期で働いてくれるのかどうかの意欲を重視します。意欲という面では新卒のポテンシャル採用に近いです。
新卒よりも即戦力になりやすい
新卒と第二新卒の違いは、働くことを「現実」としてとらえられているかどうか。新卒の説明会では未来の話をされ、面接においても自分がどのように働くのかではなくどのような自分でありたいかなどの未来の話をされることが多いです。
第二新卒の場合だと、一度社会を経験しているので、具体的に働くための情報交換から始まります。夢見がちな新卒と違い、仕事をするという意識が強いため新卒と比べると即戦力になりやすいのでは?と期待しています。
第二新卒が好印象に見られるポイント
新卒よりも活躍を期待される第二新卒ですが、どのような印象を採用担当に持ってもらえれば、好印象にみられるのでしょうか。
長期的に働けるのかどうか
これは上記でもお伝えしたように、長く働いてほしいという願望があるからです。よく面接でも「いやだなと思った時どうしますか?」などストレス耐性を聞かれることが多いです。
これらを聴くのは、長期的に働くためにどのような対策を持っているのかどうかを判断するポイントとして押さえたいからです。
社風と合うかどうか
第二新卒が働く際に重要視されるのは、「どうして転職したいのか?」ここに社風とマッチするかどうかが現れます。一度離職しているため、2回目の転職では1回目と同じ思いをしたくないという部分が転職の軸となって現れますし、どうなりたいのかという理想像も明確のなりやすいです。
自分の考えと会社が合うのかどうか、これは新卒のときよりもシビアにみられます。
好印象にみられる退職理由の作り方
「長期的に働ける」「社風に合う」この2つが好印象にみられるポイントであるとお伝えしました。この2つの印象を残すためにもどのような退職理由であれば好印象に見えるのか、考えてみましょう。
再現性がないこと
会社を辞める理由として「人間関係」が原因が上位にあがります。
・上司からパワハラを受けた
・社内の人間関係になじめなかった
・うわさや絶えない悪口が横行していた
・気付いたら孤立してしまった
など人間関係が嫌になる理由って様々ですが、とはいえこれらの問題が次の会社にいって「必ず起こらない」と確証はありません。なぜなら人間はどの会社にもいるから、起こる可能性はあるからです。
また起こってしまうのでは?と思わせてしまう理由だと、お見送りになってしまう可能性に繋がります。
妥当性がある
「確かにそうだよね!」と誰もが納得できる内容にすることが大事です。例えば、一口に残業が多いと言っても、1日一時間程度で残業が長いと言っていたら、「残業少ない方じゃない?」と思われてしまいます。(個人的には残業なんてなくなればいいのに・・・と思います)
実際にあった話ですが、繁忙期になると終電がなくなり家に帰れないほど仕事が続くなどがある状態ってどの会社もなかなかないですよね。「それは大変」と同情してくれます。「共感」を得られる内容にすることが大切です。
人のせいにしないこと
たとえどんな環境であったとしても、選んだのは自分自身。この感覚は超重要!「会社が悪かった!」って声高に言ってしまうと、自分の改善点はないのか?と思われてしまい扱いづらい人間と感じられてしまいます。
会社責任であったとしてもあくまで「もっと自分なりに改善できるポイントがありました」など、謙虚に反省を述べて伝えましょう。
面接で退職理由を好印象に伝えるには
実際の面接でどのように伝えたら好意的に映るのか、実際に実験した結果をもとにお伝えします。
転職理由を明確にする
なんで今、転職をしたいのか?をとても聞かれます。よく聞かれます。この転職理由は退職理由と紐づけて伝えると効果てきめんです。
転職理由と退職理由を繋げて文章を作る
転職理由と退職理由は一本のストーリーにすると、採用担当を納得させやすいです。例えば、転職したい理由が「お金が欲しいから」だと、バイトでもいいじゃん!ってなってしまいます。今の世の中、月給だけみるとバイトのほうがよっぽど稼げますしね。
だからこそ、わざわざ正社員でこの職種を受けたいの?が肝になってきます。
これを伝えるためには退職理由で感じたことを素直に伝えること。(もちろんポジティブな言い方に置き換えて)
もんたんの場合の作り方
「転職理由→会社の倒産 志望理由→身近な人を助けられるから」
そもそもなりたい職種はwebマーケなのですが、その背景にはwebを使いこなせなくてバイトをしながら生きている大道芸人の知り合いがいたことがきっかけでした。
お笑い芸人のように一発逆転できる世界もなくただひたすらどこに向かっていけばいいのかわからない方向に進んでいるような感じがした彼らに、webという形でお手伝いしたいというのが理由です。
NG!落とされる退職理由の伝え方
第二新卒の転職活動をしていると、よく第二新卒あるあると耳にします。面接が受からない人におおい共通事項なので、もしあなたに該当する箇所があれば今すぐ訂正しましょう。
ネガティブな思いで話してしまう
「仕方なく働かないといけないな・・・と思って」
「残業はしたくないんで・・・」
「前の仕事はできないなと感じて・・・」
など、自分の心の声をそのまま発するとまず落ちます。この3つの言葉に採用担当目線で突っ込みをいれるとこんな感じ。
「仕方なく働かないといけないな・・・と思って」→すぐやめそうだな・・・。
「残業はしたくないんで・・・」→入ったばかりは残業多いんだけどな・・・。
「前の仕事はできないなと感じて・・・」→うちの仕事もできるの?
といった具合に、良い印象をあたえません、どれも自己中心的に考えているからですね。自分自身の可能性を小さくするような発言は控えましょう。
会社の愚痴を言ってしまう
「会社の○○がセクハラしてきたんですよ!!!」
「あの考え方はマジであり得ない!」
など、退職したときの心情を思い出すといろいろと声に出したくなることもあると思います。
面接は、あくまで初対面です。初対面の人に、悪口きかされたらたまったもんじゃないですよね。
新しい友達を紹介されたときに、その人が元カレの悪口だったり変な噂を流していたらちょっと引きません?それと同じ状態が面接でも繰り広げられているのです。
福利厚生が魅力だと伝える
私の友人に実際にいました(笑)公務員試験には100点満点だったのに、面接で落ちました、理由は福利厚生が魅力的だったから。
福利厚生はそもそもいつ使うのかを知っていますか?あれは業務後の時間に使うものです。人が辞めたいと思う理由は、福利厚生が整っていなかったからというわけでもありません。
多くの理由は「働き方がイメージと違った」「人間関係が悪かった」など、実際の業務面で起こる問題が原因になっています。
この2つの問題を起こさないようにするには、「なぜこの会社、業種に入りたいのか」が明確にないとまた同じような問題が起こってしまうからです。長く働きたい!と思わせる理由に福利厚生はいりません。
一緒に働きたいと思わせられるかが大事
「採用」されるというのは、この人が入れば会社が少しでもいい方向に変わるかな?と期待されている証拠。面接ではこの2つのことを意識して話してください。
この会社で何をしたいのかを話すこと
この「何をしたいのか」は業務内容をきちんと理解できているのか、を聞かれているのと同じ。実際に仕事をするときどんなことをするのか、働くイメージがついているのかどうかを見ています。
新卒が辞める原因として「イメージと仕事内容が違った」ということがあります。この問題をおこさないためにも、今の段階でどこまでイメージできているのかを話すと、強い志望動機に感じられます。
どんな自分になりたいのかを伝えること
漠然としていてでもいいです。どんな風になりたいのかの自分自身の将来を話すことが大切です。といいうのも、働くことは決して楽なことばかりではないからです。
辛い時でも、目標があれば頑張れるから、わざわざ目標を聞いてくるのです。明確にこうしたい!となくてもいいので、こんな感じになっていたいな・・・というのを話しましょう。
まとめ:好印象を与える退職理由は簡単に作れる
退職理由は、どう転んでもマイナスにしかみられない材料。だからこそ、退職理由で印象をさげないためにも良い理由を考えておくことが必要です。
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コメント いつも読んでくださりありがとうございます。ご感想お待ちしています。