転職活動がなかなかうまくいかないと、
「いつまでこの状況が続くんだろう」と不安に思ってしまいますよね。
面接も立て続けに落ちると、自分を否定されたように感じてメンタルをやられてしまった人も多いかと思います。
今回は、転職がうまくいかないと感じている人に、転職がうまくいかない原因と、うまくいく人とうまくいかない人の違いを紹介します。
転職が決まらないことで浮上する不安
転職先が決まらないと、なぜ不安になるのでしょうか?
大きく分けて2つあると考えています。
- 現状が進まない状態で先が見えない不安
- お金がどんどん減っていき生活ができなくなるのでは?という恐怖
先が見えない不安
なんども書類を出しても、何回面接を受けても一向に内定通知をもらうことができない。
そんな状態を繰り返していると、ゴール地点の「働く」ことが遠ざかってしまうように感じてしまいます。
数をこなしていると、
「自分はこんなにも努力しているのに…」
「自分は頑張っているのに…」
少なからずこのような気持ちが生まれてきますよね。
自分の努力が報われない悲しさや、何度挑戦してもクリアできず、自分ではどうしようもない状態にもどかしさを感じてしまっているのです。
預金が減っていく恐怖
転職活動をしていると、履歴書や写真代、交通費などどんどん出費がかさんで行きますよね。
働きながらなら、まだしも退職してからの転職活動は本当にジリ貧。
ATMに行って、お金をおろすたびに減っていく通帳の残高を見て「いつまでこんな生活が続くのかな…」と不安になってしまいます。
いつまで続くかわからない生活と、減っていくお金を見て「早く仕事を決めないと生活ができない」と焦ってしまいます。
リクルートが出している転職活動に関してのアンケートによると、アンケートに答えた63%の人が転職活動が2ヶ月以上かかっています。
在職時の転職活動は、およそ20万、退職後の転職活動の場合、およそ80万円必要になります。
退職後の転職活動の場合、在職時の転職よりも4倍貯金を用意しておく必要があるのです。
80万円の内訳は、生活費と交通費がほとんど占めています。
転職活動中では、面接の合間に外食や喫茶店に入るなど、何かと食事にお金を使ってしまいがち。
資金に余裕がないと、お金がない余裕から面接も焦ってしまいなかなか転職活動が進まないことも。
貯金が足りない…!という人は、バイトしながら転職活動をすることをお勧めします。
バイトを探すなら、シゴトinバイトで探すと自分の働きたい職種に巡り会えます。
大手求人サイトを縦横検索することができますし、採用が決まったらお金がもらえるので、金欠の状態にとても助かります。
転職が決まらない人の特徴
転職が決まりにくい人の特徴は、簡潔に言うと
面接官ウケする方法を知らない
ということ。
恋愛に例えるとわかりやすいと思いますが、
自分のアピールをガンガン脈がない相手にしたところで、カップルとして成立することはありませんよね。
なぜカップルとして成立することができないのか?
それは、相手にとって付き合うメリットがないからです。
付き合うメリットといて、
- お金を持っている
- 居心地がいい
- 話が合う
- 一緒にいて楽しい
など色々な要素が挙げられますが、少なくとも「この人と一緒にいることに対してメリットを感じている」状態ですよね。
これを、転職活動に当てはめてみましょう。
書類審査や面接で通らない人の場合は、「採用担当」目線で考えていないことが突破できない原因。
自分が「〇〇したい!」「〇〇ができる!」と訴えたところで、会社にとってメリットがないと聞く耳も持ってくれませんよね。
面接官にとって、自分はとった方がメリットがあるように見せる必要があるのです。
面接官の気持ちをよく理解するには、こちらの記事を参考にしてみてください。
面接官にメリットに感じられるような内容にするにはどうしたらいいのでしょうか?
書類選考と面接で分けてみました。
書類選考が通らない人の場合
大前提に、面接官は一度に何十通もの履歴書に目を通していることを理解しておきましょう。

私の前職では人気職種だったため、
1日60人から求人サイトの応募がありました。
60人って、結構多いですよね。
これを1日で捌くとなると、履歴書1枚あたりにかかる時間もかなり短くしないと間に合いません。
となると、面接官の目が止まりやすいのは、
- 簡潔に書かれていること
- 数値ではっきり実績がわかること
この2つがポイントになってきます。
何十通も1日に読むので、ダラダラと長文の文章は読む気も失せてしまいます。
「新規営業を担当していました」
の方が、簡潔でわかりやすいですよね。
【簡潔に書くこと】
ダラダラと長くなってしまう傾向がある人は、本の目次ぐらいの文字数をイメージして描いてみましょう。
読んでもらうには、1行でまとめるぐらい簡潔な文章がおすすめです。
【数値を書くこと】
数値での実績は、確実な数値でなくていいです。
これくらいやってきたということを伝えることができるだけで、面接官があなたの仕事ぶりのイメージができるからです。
ただし嘘はダメです。
実際の数値がわからなかったとしても、自分の実績をカサ増ししてよく見せて転職先が決まったとしても、その後過度な期待が自分にかかり、働きにくくなるからです。
実績の伝え方の事例としてはこんな感じ。
営業の場合…1日100件の新規テレアポ営業、外回り営業50件行っていました。
エンジニアの場合…半年で2つほど新規サービスの構築に携わりました。
面接が通らない人の場合
面接官が、あなたの面接を通して内定を出さない原因は、以下各項目の突破の方法を理解していない可能性があります。
- ネガティブな退職動機をそのまま伝えてしまう
- 自分の条件を大切にしてしまう
- 自分がいきたくない企業に応募している
上記の3つが災いにとなって、面接が通らない原因になってしまっています。
【ネガティブな退職動機を伝える】
面接は、いかに自分を好印象に見せるのかの勝負。
恋愛で言ったら、いかに一目惚れさせるのか?という勝負になってきます。
上司にパワハラされたことや、給料が安かったことなど、退職理由は様々ですが、初対面の人にそれをそのまま伝えてしまうと印象がだだ下がり。
「あなたとヤりたいから付き合ってください!」って告白したら誰もがドン引きじゃないですか。
ネガティブな退職理由は、それぐらい威力があります。
だからこそ、退職理由を伝える時はポジティブな理由に変換する必要があるのです。

変換はこんなイメージ。
人間関係のトラブル→キャリアアップしたいがその機会に恵まれなかったので…
給料が安い→年功序列制で給与が上がるのにも時間がかかるので、成果主義の…
【自分の条件を大切にしている】
- 家から2時間以内
- 給料は〇〇〜
- 家賃手当欲しい
- 有給は〇〇〜
などなど、転職先の条件色々あると思うのですがそれをそのまま伝えてしまうと、なかなかうまくいきません。
転職で受かりやすい人は、「働く意欲があるのか」「見合った実力があるのか」この2つがある人。
条件が実力と見合っていれば交渉の余地はあると思うのですが、面接で突破することができない人は、実力が乏しい傾向が強いので、交渉するのはあまりオススメしません。
交渉しても通らないことが多いです。
【自分がいきたくない企業に応募している】
数撃ちゃ当たれ方式なのは、わかります。
けれども、自分がいきたくない企業に応募しても、結局はうまくいきません。
実際、いきたい企業といきたくない企業とでは面接の時に伝える志望動機の熱量が変わってきます。
いきたくない企業は、ありきたりな志望動機だと思うのですが、行きたい企業は自分の気持ちが入った志望動機になるので、採用担当にも熱意が伝わりやすいのです。
転職活動に疲れたら少し休むのもあり
転職活動が疲れた…と思ったのであれば、一度活動自体を休むのもありです。
転職活動が長期化するのはよくあります。
自分では3ヶ月を目安に…と思って活動をしていたとしても、面接が順調にいかず気がついたら内定0で日付が経っていることなんて、よくあります。

実際に私も、退職してから6ヶ月後に新しい仕事につきました。
ただ、休んでいる間にやって欲しいことがあります。
それは、自分の転職活動の軸が本当に合っているのか?ということ。
- 自分に合っていない仕事に応募していたのでないのか?
- 条件ばかりを見て、自分にあった仕事内容ではなかったのではないか?
などをもう一度確認してみてください。
自分に合っていない仕事で内定を取れたとしても、そのあとの仕事が続かなくてが意味がありません。
自分の適職がわかっていない人は、無料で受けられる適職診断を受けることをおすすめします。
適職がわかった上で、再度転職活動に臨んで見ると、今まで苦戦していたのが嘘のようにスルスルと進むことがあります。
高性能の無料適職診断をまとめた記事はこちらです。
まとめ:
転職活動がうまくいかない気持ちは、誰しも経験しています。
思った通りにいかなくて、苦しんでいる人もたくさんいると思います。
転職は、とても大切な転機だからこそ、焦って決めるのではなく、じっくり自分と向き合って何がしたいのか?どうなりたいのか?を考えて決めていってください。
給料も大切ですが、給料をもらい続けるには、仕事にやりがいがないと続けることができません。
自分にとってのやりがいとは何か?これも転職活動中に答えを見つけられると、いい転職になると思います。
コメント いつも読んでくださりありがとうございます。ご感想お待ちしています。