仕事でミスしたり、進めるペースが遅かったり、周りが見えていなくて仕事内容が空回りしてしまったり…。
きっと仕事で怒られた経験は誰しも持っていますよね。
怒られたら、すぐに怒られないように反省して次同じことを起こさないように対策を練ることが仕事では求められるのですが、
怒られた時の人の感情や言い方で自信を無くしてしまって、失敗やミスから立ち直れなくなってしまう人も多いのではないでしょうか。

この記事を書いている私も、あなたと同じで怒られると、怒られた人の顔や言葉の声色を思い出し、怖くて怖くて立ち直れませんでした。
自分を攻撃しているかのように思えてしまい、これ以上ミスをしてはいけないって思って余計に身構えてしまい、ミスを起こしてしまうという悪循環に陥っていました。
ミスや失敗をすると怒られるので、「もうこんな自分なんて仕事なんかしちゃいけない人間なんだ」とか、「人に迷惑かけるぐらいなら死んだ方がマシだ」と思ったこともありました。
だけれども、少しづつ自分なりに考えて改善していきました。今回は、怒られて怖い、死にたいと思っているあなたに、立ち直り方をお伝えします。
怒られるのって、本当に怖いよね

すごい剣幕で怒ってくる訳で、めちゃくちゃ怖いですよね。私なんて怒られたその日ずっと泣いてますもん。
「怒られることが怖い」と私も感じていますが、なぜ怒られることが怖いと感じてしまうのかというと、下記の2つが原因だと思っています。
大きな声が怖い
大きな声って怖いですよね。
小さい頃に両親が喧嘩していて大きな声にトラウマを思い出して怖くなってしまったり、自分自身に自信がなくて大きな声を聞くと体全体が萎縮してしまうなど、
大きな声を聞くことで与える影響は、計り知れません。
実際に私は物心着く頃からずっと両親の喧嘩していました。本当に理由は些細なことで、
夕ご飯が定時に間に合わないとかそんな簡単なことができないだけで、大声が飛び交っていました。
家族の中の誰かがブチ切れて「死ねば楽になるから良いじゃん」って言うことは日常茶飯事でしたし、包丁や暴力が出てくるのも日常茶飯事。
もう、戦争ですね(笑)
大きな声=人の存在を認めないことなんだって思っていましたから、大きな声は私にとって地獄の合図だったんです。
これは、大人になった今でもまだあります。わたいは、後遺症と読んでいますが上司から大きな声で何か言われると体が萎縮して耳が遠くなって聞こえなくなったりします。
この前も、インカムで上司が言っている内容が理解できず怒られました。怒られて余計に耳が遠くなってしまったので本当に辛かったです。
でもなぜここまで怖く感じてしまうのか、すごい不思議でした。
wiredで出された実験結果では、怒鳴り声は脳にとって脅威が迫っている声として判断しているとのこと。
目の前にライオンが自分を襲ってくるなどの脅威を感じたら、そりゃ一目散に逃げますよね。あれと同じ現象が起きているんです。
他にも硬直したり様々な症状が体に現れてしまうのは、脳が体に臨戦態勢を取るように仕向けているからなんですね。
大きな声を聞くと、体が萎縮したりテンパってしまったりするのは、脳が脅威を感じてその場を切り抜けようと工夫しているから起きてしまうのかもしれませんね。
自分自身を否定されているように感じる
「なんであなたはいつまでたっても同じことができないの?」
「それ、さっきもやったよね?バカなの?」
など、ミスを犯したら注意されることは誰しもありますが、この注意が自分の性格を否定されているように感じてしまい、怒られるのが怖いと感じてしまうのです。
自分の性格を注意されるなんて、正直存在するなと言われているようなもの。自分がいて良いと言われていないのに働くのって辛くないですか?

私も、仕事はなんとかなるだろうけど、性格の問題で研修を卒業できないと言われた時は、ショックでしたね。
え、今まで性格悪いなんて人生で一度も言われたことがないのにって、泣き崩れました。
特に、今まで人に嫌われないように「いいこちゃん」を演じてきた人は、怒られるととても辛く感じると思います。
怒っている姿ってまるで、般若のごとくとてもおっかないことがほとんどだし、使っている言葉もなんだか刺々しいものばかり。

私は自分に絶望しすぎて、怒ってきた奴の目の前で自殺してやろうか…って考えていた時期もありました。
怒るって相当相手を苦しめているんだぞって、自覚させてやろうと思って。
自分のことが嫌いだから怒っているんじゃないのか…としまいには感じてしまい絶望が襲ってきます。
もちろん、憎くて言っているわけでないと頭でわかっていても感情がついていかないから、怖いと感じてしまうんです。
怒られるのが嬉しいなんて、人はほとんどいないと思うんです。だから、怒られないようにするための準備を一緒に考えていきましょう。
怒られる理由のほとんどは準備不足
上司が怒る理由は、自分の保身のための可能性もあるけれどほとんどは部下に成長してもらいたいから怒ることが大半。
なぜ上司はあなたを怒ったのでしょうか。部下を成長させるだけなら、怒らなくたっていいはずなのに。
社会人として必要な当たり前ができていない場合
これは私からの実体験からですが、怒られる理由の大半は、自分の準備不足が原因で起こると思うんです。大抵この2つなのではないかと思います。
- 同じミスを繰り返している
- 報連相を怠っている
この2つは、上司から見たら頑張ったら改善できそうな部分なんですよね。
20代の場合、仕事で必要な当たり前が身についておらずこの2つもできていない…という人が多いです。
「社会人としてできて当たり前」の部分ができていないことが原因の場合、上司はまず部下を一社会人として成長させるために必死になります。
社会人としての当たり前ができないことには、仕事に支障をきたしてしまうからです。
自分が苦手なことで怒られた場合

私は人の言葉の裏を読むことが苦手です。
接客業をしているということもあって、人の言葉の裏を読むことや人の顔色、感情を察知して相手が求めているものを提供することが、接客業では必要なこと。
けれども、私は幼い頃から人との会話が苦手。物心ついた時親が何を話しているのかわからなくて、1年ぐらい言葉を発することができなかった…なんてこともありました。
そんな生まれてきてからの根っからの苦手だということを、上司は知りません。知ったとしても、どうにかしろで終了です。
苦手部分が仕事に支障をきたす場合は、自分の力で少しづつ改善していく必要があります。
私の場合、言葉の裏を読むことができない、ということが課題になります。
言葉の裏って相手が何を考えて今の言葉になったのか?を考える必要があるのですが、瞬時にその考えを理解できなかったので、
まずは相手が何を求めているのか?を明確にすることから始めて行きました。
その後に、相手の声のトーンの高低さ、姿勢の角度から相手が気持ちの高さを目で判断して行きました。
相手が求めていることを理解することで、徐々に相手に適切な提案ができるようになってきました。
「会社で私に求められていた事=私が苦手なこと」を取り組んでいる場合は、自分の苦手部分を一度書き出してみましょう。
苦手部分を書き出したら、「なぜ苦手なのか?」苦手な理由を掘り出してみて、自分の苦手を改善できる解決策を考えてみることで現状を変えていくことができます。
怒られた時の立ち直り方

メンタルが弱いと、一度お菊傷つけられるとなかなか立ち直れません。
実際に、私も一度傷つけられてうつになりかけた経験もあります。
一般的に、失敗を肯定的に捉えて建設的にミスをしないようにする考え方って、メンタルが強い人が出来ることだと思うんです。
そもそも、冷静に考える状態に心の状態ではないんですよね。心の傷を癒して調子を取り戻すための方法をお伝えします。
嫌なことを考え続けない
仕事で抱えた嫌な気持ちを家に帰っても、悶々と考えていませんか?
「またミスをするのが怖い」など、一度起こしたミスを繰り返したくないと思うあまり、体が萎縮してまた同じミスを起こしてしまう、という悪循環が生まれています。
本来、家にいるときは上司もいないし仕事もしている状況ではないので思い出さなければ嫌な記憶に触れることはないのですが、現状をどうにかしたいあまり考えてしまうのです。
なんども嫌なイメージを思い出すことを繰り返していくと、自分がなんどもミスをしたような感覚に襲われ、「なんでミスをしたんだろう」と後悔の念が心の中に溢れてしまいます。
後悔の念ばかりが心の中を渦巻くと、どんな事柄もネガティブに捉えてしまい正常な判断はできなくなります。
正常な判断ができない状態で、対策を考えるのは非常に難しいです。

対策を考えられたとしても、自分に自信がないから「自分には無理だ」と思ってしまい実行できない可能性があるからです。
正常な判断が出来るようにするためにも、一旦自分が失敗したイメージを考え続ける動作をやめる必要があります。
嫌な気持ちを考えないようにするための対策を実行して、冷静な自分を取り戻していくのです。
例えば、目の前のご飯をよく味わって食べる…など自分の現在起きていることに集中することで仕事のことを考えにくくすることもできますし、
睡眠時間を長く取り考える時間自体を作らせないということもできますよね。
自分がミスしたことを責めることで、自分の心をどんどん自分で傷つけ立ち直れないようにしているので、まずは無理矢理でも考えない時間を増やすことが大切です。
自分で自分を責めない
「私がやらなきゃよかった」「ミスをした自分に出来る力なんてない」など、
ミスをしてしまった自分自身を責めて、自分自身の可能性に失望してしまうこともあります。
これは、失敗をした自分を認めたくないから起きてしまうこと。
失敗をせずスムーズに処理していた自分の理想の姿と、現状の姿がかけ離れてしまったことで、自分の失敗を認めてると理想の姿に近づけない…という気持ちが生まれ、自分自身を責めてしまうのです。
よく、「ミスは失敗ではない」と言われますが、完璧な姿出ない以外自分にとって失敗以外の何者でもないと考えている人が、自分自身を責めやすいです。
失敗しても、自分の気持ちをコントロールするkとで繰り返し同じミスを何回も引き起こすことがなくなります。
自分の行動の癖などすでに習慣ついてしまったものが原因で起きたミスの場合は、訂正に時間もかかるので、「どうしたらミスを出さないように出来るのか?」を考え続け改善策を出していきましょう。
思いっきり泣く
悔しくて、申し訳なくて…。泣く理由は様々あると思いますが、思いっきり声を出して泣きましょう。

私は家から会社までの距離、毎日泣いていました。
今考えると相当メンタルがやられていたと思います、会社にいない間泣いていないと精神をまともに保つことができなかったのです。
泣くこと自体、ストレス解消にも繋がるので言葉で自分の気持ちをうまく表現できない人は、声を出して泣いてみるのも1つの方法です。
自分で怒ってみる
「なぜこの人は自分のことを怒っているんだろう」って考えても、人それぞれ考え方は異なるので確実に相手の気持ちを察することは難しいです。
所詮自分が経験してきた感情の中でしか、相手の心境を察することができません。
例えば、お腹が痛い…と相手は言ってきました。その痛さレベルは胃潰瘍だったとします。
話を聞いた相手が感じているお腹が痛いレベルが、軽い下痢などの腹痛レベルだとしたら、同じお腹痛い…であっても感じ方って全然違いますよね。
相手の気持ちを想像したとしても、必ずしも相手の気持ちになれるのかと言ったら難しいのです。
それなら逆に、自分が怒る立場になって怒る側の気持ちを体験してみることで、なぜ怒るのかのメカニズムを知ることができます。
人間が怒るメカニズムを知ることができれば、相手がなぜ怒るのか?も自然と理解することができます。
演劇のワークショップなどで、怒る練習をしているところもあるので探してみるといいと思います。
コメント いつも読んでくださりありがとうございます。ご感想お待ちしています。