
書類を提出したら毎回誤字脱字で怒られたり、
机の上がものにあふれていていつも汚いって
言われるんだけど、
自分ではどうしたらいいのかわからないんだよね…

あ〜わかる、それ。
私も大雑把な性格だからめちゃくちゃミスしてた。
大雑把と言われる人によくある仕事上のミスなのですが、あなたは経験したことありますか?
- 整理整頓が苦手
- 誤字脱字が多い
- 遅刻が多い
- 同じミスを繰り返す
- 言葉や動作が雑
大雑把な人たちが起こしやすいミスって、会社の「ルール」通りに行えていないから起きてしまうことがほとんど。
仕事で求められていることは、正確な情報。
正確な情報を伝えるためには環境を整える必要があるのですが、大雑把な人は自分の管理が行き渡っていないことで、失敗を繰り返してしまいます。
自分では改善しようと思っているのですが、生まれてからずっと同じ習慣で生きてきたのでなかなか直すことができず苦しんできた…という人もいると思います。
上司や同僚にミスしたたびに小言を言われるの、辛いですよね。
どうしたら大雑把な行動を改善することができるのか、また大雑把な人に向いている仕事の特徴を紹介していきます。
- 大雑把な人は見通しが甘い。楽観的な性格から細かいところを気にしないのでミスが多くなる。
- 大雑把の仕事ぶりのまま改善されないと、周囲からの信頼を失い職場の環境も悪くなり働きにくくなる。
- 大雑把を改善するには、メモを取るなどミスを挽回する工夫が重要。
- 自分らしく働ける環境を知りたいときは、いい就職ドットコムの適性診断がおすすめ。自分の仕事の適性や、居心地の良い環境がわかる。
大雑把の意味の確認
そもそも仕事でよく使われる「大雑把」ですが、本来はどんな意味なのか、整理してみましょう。
webioで検索すると以下の5つの意味に分かれます。
・あまり正確ではないが正しくない
・機微の欠乏
・詳細ではないまたは具体でない
・注意深くないまたは巧妙に作られない
・主な点だけを与えるさま
仕事などで使われる意味としては「注意深くないまたは巧妙に作られない」が多いです。
「注意深くないまたは巧妙に作られない」の部分だけが切り取られて使われているため、職場の人たちが持つ「大雑把」のイメージが
- 仕事が雑でミスが多い
- 言っている内容にまとまりがない
- 1つ1つの動作が大きい
- 具体性がない
という印象を持っているのが現状です。
大雑把な人は嫌われる!?職場での反応
大雑把な人の仕事ぶりは目に余る…と思っている人が多いのも現実。
職場では大雑把な人の仕事ぶりをどのように捉えられているのか、まとめてみました。
自分がやったほうがマシ

大雑把な人って、頼んだ仕事をちゃんと仕上げられないから、
仕事振っても意味がないって思っちゃうのよね。
だったら、自分がやったほうが早いわ。
仕事を任せるということは、少なからず頼んだ相手が時間がなくてできないなど何かしらの理由があってお願いしてきているわけです。
「できました」と確認した内容は誤字脱字だらけ、内容も伝えた内容とずれている…もしこんな状況が立て続けに続いたらあなたはその人に仕事を振りたいと思いますか?
頼んだ人は、仕事ひとつもまともに完成することができないとなると、確認してダメな部分を修正するという余計な仕事が、仕事を頼んだ人に増やしてしまっています。
これだと、なんのために仕事をお願いしたのかわからないですよね。大雑把な人は、自分の雑な仕事で周囲の信頼を失ってしまっているのです。
尻拭いが大変

大雑把な人は見通しが甘い。
納期に間に合わない、取引先との約束が違っていた…なんて重大なミスが発覚した時に尻拭いが大変なんだよ。
一般的に仕事は、最悪な部分を考えて動くことで、ミスを最小限に抑えることができています。
未来を予測して動いているからこそ、どこでどんな間違いが生まれやすく注意したほうがいいのか?を理解して慎重に進めることができるのです。
けれども、大雑把な人はそこまで綿密なスケジュールを立てることが苦手。
大まかなスケジュールを立てて1日1日何をするのか細かく決めていなかったり、ミスが起きてもカバーできないタイトなスケジュールにしてしまうことがあります。
見通しの甘さから「このままで大丈夫でしょ」と進めてしまうため、うまくいかなかった時の処理を上司が行うことになるなど、尻拭いを他の人が行う必要が出てきてしまいます。
仕事の意味を理解していないから、的外れなことが多い

その場しのぎの人が多いのよねぇ。
仕事ひとつひとつに意味があるのに、それをわかっていないで
やっているからミスに繋がると思うんだけど。
大雑把な人は、言われたことをそのままやる部分が強いのですが、仕事の意味を理解していないため的外れな仕事をしてしまうことが多いです。
「なぜこの仕事を自分に任されたのか?」「どのように作ったらいいのか?」など仕事を行う前に確認を行うことが少ないため、指示された内容通りにならずにミスに繋がってしまいます。
指示されたら「とりあえず作ってみる」ではなく、一旦工程を指示してきた人に確認を行い、「何を求められているのか」「いつまでに作るのか」など確認を行うことが必要です。
この確認作業が足りない、もしくは怠っていることが原因で仕事のミスになってしまうのです。
大雑把な性格を改善する方法

大雑把な私が職場であまりいい印象を持たれていないのは、わかった。
けれども、これを改善するにはどうしたらいいのかしら…

そうだよね。大雑把な仕事の癖をまずは見直していく必要があるよね。
大雑把な仕事になってしまう人たちに多いのが「確認不足」から起きるミスがほとんど。
誰かに仕事を完了する前に確認しておけばミスに繋がらなかったのに…ということが多いので、
自分で立てた計画やこれから取り組もうと思っている業務は、別の第3者に確認を仰いでから取り組むことを意識することが大切です。
具体的にどんな方法があるのをまとめました。
取り組み内容のリストアップで、抜け漏れを防ぐ
大雑把な人って、優先順位をつけることや複数のものを平行に行うことが苦手。
ひとつの事に取り組むと、少し前まで取り組んでいた内容を忘れてしまったり、何から手をつけたらいいかわからなくて取り組むまでに時間がかかってしまうことがあります。
まずは仕事に取り組む前に、何が必要なのか洗いざらい書き出してみましょう。
- いつまでに作ればいいのか?(○日○時まで)
- 内容の方向性は?
- 取り組む内容に必要な業務は?
このような業務に関するチェック項目を作ることで自分の感覚で行うことはありませんので、ミスも自ずと減っていきます。
最初のうちはチェック項目も大雑把に作ってしまうので、一度自分で作ったら他の人に見せて意見をもらいましょう。
チェック項目を詳細に記載することで、確認不足で起こりうるミスを減らすことができます。
メモを取る習慣をつける
大雑把な人はメモを雑に取っている人が多いです。
話をかいつまんで要所要所でメモしているのはいいのですが、「仕事 メモ」といったように単語単語でメモをしてしまいます。
書いた直前まではメモの意味を思い出すことはできるのですが、後から見返したときに
「どんな内容だったのか?」
「何に気をつけたらいいのか?」
などどこに気をつけたらいいのかわかりません。
単語単語で書くのでなく、単語を書いたら→などつけて「何に気をつけたほうがいいのか?」を書いておくとあとあと見返したときに同じミスを防ぐことができます。
何に気をつけたらいいのかわからないから、「こんな感じだったかな」と上司に確認せず、自分の独断で進めていってしまうのはNGです。
たとえわからなかった場合は、必ず一度メモを見返してみましょう。
メモを見返してもわからなかった場合、上司に素直に「メモで確認したのですが、ミスになりそうで怖いのでもう一度確認お願いします」と素直に質問をしましょう。
聞くのが怖かったとしても、あとあとミスに繋がることが職場では一番の損失になるので、上司に確認してから仕事に取り掛かりましょう。
確認作業をする
作業が終わる前に、一度上司に仕事の内容の確認を行うことが大切です。
一人で仕事をするとミスをしてしまうのであれば、ダブルチェックを誰かに行ってもらうことでミスの確率を防ぐことができます。
「ミスをしたくなから確認しにきました」という内容であれば、どんな人も嫌がらないので、積極手に確認しに行くことが大切です。

大雑把、ってなんか損よね。

そんなことないよ。
もちろん大雑把でミスする部分は改善しなくてはいけないことでも
あるけれど、大雑把な人しかできない部分もあるんだよ。
大雑把な人が一目置かれている部分
全体像の把握が得意
大雑把な人たちは細部に注目するよりも、全体像を把握することに長けています。
何となく「こんな感じ」というイメージで掴んでから仕事に取り組むので物事を始めるのが早いんです。
最初は荒削りで始めたとしても、軌道修正をしながら最後まで突き進む力を持っています。
細かいところを気にしないのは自分に対しても同じです。
考えるのが基本めんどくさいので、怒られたりしても次の日には忘れてしまいます。
ストレス社会だからこそ、いちいちくよくよしないで過ごせるのは大雑把な人の長所だと思います。
行動が早いので物事の進めるスピードが早い
大雑把な人は基本的にいい計画やアイディアが浮かんだ瞬間に「これやりたい!」と思ったらすぐに行動を開始します。
考え方が楽観的なので「とりあえずなんとなる!」と思って、計画も立てずに始めていくのです。
気持ちだけで動けるその身軽さは、誰もが真似できることではありません。
一般的に初めてのことに対して多くの人は
「どうやったらいいんだろう?」
「自分にできるのかな?」
と立ち止まってしまいがちなので恐れず前進していくことができるのは、大雑把な人の長所だと思います。
人に好かれやすい
大雑把な人は表情が顔に出やすく人懐っこい人が多いです。
オーバーリアクションになったり、手振り身振りが大きいため、話している側の気分が楽しくなります。
裏表がなく自分の気持ちに素直なので、思ったことをそのまま口に出す傾向があります。
心の声をそのまま言葉に出すので、余計な気を遣う必要がないのも大雑把な人の長所です。
こだわりがないから臨機応変に対応ができる
「うまくいけば手段は問わない」というモットーを持っているので、どんな問題が起きても柔軟に対応することができます。
手順が決まっていると窮屈さを感じつつも、その中でどうやってやるのかを考えていきます。
問題の原因が細かいと根を上げてしまいがちなので、どんな問題もシンプルな問題に置き換えて考えると持ち前の対応力が活かされます。
切り替えが早い
物事に執着しないので、たとえ失敗したとしても寝たら元に戻っている人が多いです。
考えるのが基本めんどくさいんですよね。云々と考えるぐらいであれば、忘れた方が楽!
自分の気持ちを引きすることがないので人間関係を円滑に回すことに長けています。

大雑把な人にもいい面と悪い面がある、ということなのね。

そうだね。大雑把が褒められる環境でないと、本来の力を発揮できないから、一度自分にあった仕事は何か?を考えてみるのはいいかもね。
大雑把な人に向いている仕事
営業職
大雑把な人は感情表現が豊かで、人当たりがいい人が多いです。
人懐っこいので、一度会うと人と仲良くなって帰ってくることも。
そのため、人の信頼関係が仕事に直結する営業は向いていると思います。
特にルート営業の場合は、すでに既存の顧客のところに「最近どうですか?」みたいな感じで様子を伺いに行くのが仕事。
自社の新製品を置いてもらったり、継続してもらうために訪問するので、相手と仲良くできるかどうかがとても大事になります。
webデザイナー
「こんなデザインを作ってください」と言われた時に全体像がパッと浮かび上がることが重要な仕事です。
最初から細部にこだわるのではなく大まかに作って最後に細かいところを詰めていくため、最初のイメージが大切になります。
頼まれたイメージと自分が浮かんだイメージが異なってしまうと、デザインを一から構築し直さなくてはなりません。
どんな感じで作るのかの大雑把なイメージから擦り合わせていくことが必要なので、大雑把な人に向いています。
サービス業
人とのコミュニケーションを臨機応変に対応できるため、サービス業も向いています。
大雑把な人は感情表現豊かなので、どんな客に対しても楽しい接客をすることができます。
常に怒っている店員よりも、いつも笑顔だったり話しかけてくれる親しみのある店員さんがいるお店の方が行きたくなりますよね。
人懐っこい人柄が人の心を掴み、人気の店員になることができると思います。
上記にあげた職業はほんのごく一部。
- 自分に向いている仕事はどんなところで見つけることができるのか?
- どんな環境だったら働きやすいの?
- もっと向いている仕事ないのか?
この悩みを解決する簡単な方法をお伝えします。
まとめ:大雑把な人は、人と接する仕事が向いている
大雑把な人は、営業やサービス業など人と接する仕事が向いています。
細かい数字や細やかな気配りを必要とする仕事は、気が滅入ってしまうので、
大まかに捉えた方がうまくいきます。
大雑把な人向けの求人はたくさんあるので、まずは求人サイトに登録して仕事を眺めてみてください。
今の自分の仕事を続ける場合は、ミスをなくすようにメモをとったり確認作業を意識的に行って感覚で行う癖を改善していきましょう。
コメント いつも読んでくださりありがとうございます。ご感想お待ちしています。