もんたんです。

私はニート生活を一年半やっていました。
その中で引きこもりは1年、バイト生活が半年でしたが親のスネをかじらないと生活がままならない状態でした。
就職活動は8ヶ月ぐらいしていましたが、なかなか内定が出ず途中「もうダメなんじゃないか」って思った時もありました。
そんなニートがどのように就職できたのか、なぜニートから正社員の就職を目指すように考えたのかなどをまとめました。
【実例】ニートの就職の流れ

実際に私が就職するまでの流れを簡単にまとめました。
各項目について詳しく触れていきます。
就職する!と決意を決める
ニートからの就職って、正直いってなかなか難しいです。
理由としては、「心の準備」ができていないから。
自宅にいるのって、楽じゃないですか。自分の好きな趣味もできるし、誰にもとやかく言われないし。
その居心地のいい環境から脱出したい!と強く思えるかどうか?がニートを脱出するポイントになります。
長くニートをやっていると、「このままでいいのか?」という不安が度々押し寄せてきますよね。
特に私は、以下のような恐怖が度々襲ってきました。
- 仕事をするという当たり前のことができていない恐怖
- 親から居場所を奪われそうになる恐怖
- 貯金が底に着くのではないのか?という恐怖
これらの恐怖が度々やってきますが、それでも一時的なものだし、これらの感情の波は時間が解決してくれます。
会社員になったら、今のニートの状態よりも自分の時間を取ることはできない代わりに、立場も保証されるしお金も入ってくるので、上記の3大恐怖を解決することができます。
それにニートの時間が長くなると、企業から見て「会社に順応できるかどうか不安」と思われ、なかなか採用されづらくなってしまいます。
就業歴なしのニートでも29歳までであればまだ就職することは可能ですが、それ以上年齢を重ねてしまうと一気に難しくなります。
今だけの「居心地の良さ」を取るのか?それとも、今後の安定を取るのか?
ここの答えが、就職できるのかどうか?の答えを握っています。
自分が就職したい!と決めることが、ニート脱出の糸口になります。
自分にできそうな仕事を探す
就職する!と決めたら、次にやってくるのが「自分は働けるの?」「未経験でもやっていける環境があるの?」という不安や疑問。
引きこもりニートの人に多いのが、「自分に自信がない」ことが原因で、
- 自分にできる仕事があるのだろうか
- 人に迷惑をかけてしまうのではないか
- 働くことが怖い
のような悩みを抱えていることが多いです。

私は、新卒で入った会社でクビになった経験があるので、
「働くことが怖い」「迷惑をかけたくない」と人一倍に思っていました。
失敗をして怒られたくない、という気持ちが強かったのだと思います。
「自分に自信がない」ことが原因で、
- 応募したくても応募できない
- 面接の日程が決まったけれども、行きたくなくなる
- 採用担当からメッセージが来たけど、なんて返したらいいのかわからない
など、たくさん起こります。
私も、幼少期からずっと自分に自信がなく、心のコーチングだったり様々な手法を受けてきましたが、結局効果があったのは、褒められる環境で働くことでした。
自分がやったことに対して「ありがとう」「頑張っているね」と声かけをしてくれる環境で働くことが、自分に自信がつくことに直結しました。
そこで、私はバイトで働くことを選びました。バイトだったら、合わなかったらすぐにやめられますしね。
「他にはどんな仕事が適性なのか?」「どんな環境だったら働きやすいのか?」もっと自分の適性について知りたい場合は、この「20代のキャリア適性診断」がおすすめ。
就職ドットコムのキャリア適性診断は、24問の質問に対して直感で答えていくことで、
- 自分の資質や性格
- 向いている仕事
- 働きやすい環境
がわかります。
仕事を探す前にいい就職ドットコムの適性診断をやっておくと、自分にあった仕事が何か一発でわかります。
仕事選びに悩んだらこの結果にあった仕事を選ぶことがおすすめ。
上記のような働き方のタイプが8種類あり、自分の回答にあった診断結果が出されます。
自分の働き方の特徴がわかることで、無理せず自分なりに楽しく仕事ができる環境が判明します。
ニートから仕事を見つけようとすると、
「私に務まる仕事なんてないんじゃないのか」
と思ってしまいがちですが、それは自分の適性がわかっていないから。
「私ができそうな仕事は何?」
「向いている仕事を知りたい」など、自分にあっている仕事内容を知ることで、自分にあった働き方を選び取ることができます。
この診断結果を出すにあたりメールの登録などの個人情報の登録は一切ないので、気軽な気持ちで行うことができます。
具体的な働き方や、向いている職業を教えてくれるだけではなく、いい就職ドットコムでは診断結果にあった求人を紹介してくれるサービスもあります。
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など、一度でもミスマッチを経験している人は、ぜひ無料で登録することができるので利用してみてください。
自己分析して自分のやりたい仕事を長い時間かけて探すよりも、この診断を使った方が手間なく自分にあった仕事を探すことができます。
バイトを探す際は、マイナビバイトなど大手の求人サイトを一気に検索できる、シゴトinバイトがめちゃくちゃ便利です。
あとは、TOKYOインターンUP to 29もおすすめ。
インターンとしてお金をもらいながら企業にお試しで働いた上で、社員として働きたければ面接して働くことができます。
バイトから正社員になる、みたいな感じなのですが、なかなかバイトでは入ることができない業界もあるから、自分の行きたい業界があればチャンス。
「仕事ってこんなものなんだ」って理解してから入社できるので、ミスマッチがない状態で働くことができます。
転職エージェントを利用しながら就活
バイトで月8〜9万円ぐらい稼げるようになり、それなりに「自分が働いている」「働ける」イメージを持てるようになりました。
流石に月8、9万円じゃなかなか厳しいので、もっと稼ぐために正社員の就職活動を行いました。
私は、新卒の時タイムカードがなく残業代も支払われないということがあった経験から、以下のような会社には行きたくないという条件をあげました。
- 残業が1日3時間以上
- 自分と価値観が合わない人間が多い(ハラスメントの発生)
- 残業代がしっかり払われる
- 研修やOJTがない
上記を元に、求人サイトや転職エージェントから求人をもらい、自分にあった仕事を探し続けました。
結果、転職エージェントからの求人で私は就職することが決まりました。
実際に何社か転職エージェント通ってみて、良い悪いあったのでこちらの記事に転職エージェントの特徴などをまとめました。
自分に合った企業を見つけるポイント
私が求人検索をしていた時に、みていたポイントは3つあります。
- 経営理念が共感できる内容か→人間関係を良好に築けそうかがわかる
- 見込み残業時間→ブラック企業度合いがわかる
- 業務内容は興味があるのか→仕事が長続きしそうか
この3つに絞って探していました。
もちろん給料もみていましたが、ニートからの就職だと大体額面18~25万ぐらいがほとんどだったので、給料よりも「働き続けられるのかどうか?」を重要視していました。
経営理念に共感できる
本当に経営理念は、その会社の社風を表していると思います。
例えば「成長し続ける」「挑戦」のようなビジョンを掲げている会社は、成績を重要視する傾向があるので、仕事ができる人間を求めています。
そのため、
- 女性でも男性のようなサバサバしている人が多い
- 長時間労働が多い
- 勉強し続けなくてはならない
- 余裕がない、殺伐としている
- 一人一人の負荷が強め
のような環境が考えられますし、実際にそのような環境が多いです。
逆に、「笑顔になれる」「人と人との繋がりを…」など、感情の言葉が入っている経営理念の場合、従業員を大切に扱っている企業が多く、
- 面倒見のいい人が多い
- 余裕がある
- 協調性が高い
- 研修が充実している
など、長く働くための労働環境が整っている企業が多いです。
経営理念や、従業員インタビューを見て、自分に合いそうな企業かどうかをみておきましょう。
見込み残業でブラック企業かがわかる
ほとんどの企業には見込み残業時間が給料の中に入っています。
この見込み残業というのは「このぐらい残業するよね」と予想して事前に給料の中に組み込んである残業代です。
例えば見込み残業30時間と記載されてあれば月30時間までは別途残業代は発生しないということ。30時間越えると残業代発生するよ!という意味。
ブラック企業だと判断する基準は見込み残業45時間以上。
労働基準法で定められている36協定という法律で定められている残業の上限が45時間だからです。
法律で決まっている45時間は1日2時間ぐらいの残業です。定時が6時のところだと8時に帰るってことです。
1日2時間って多いな…と思った私は月20〜30時間以内のところを探していました。
業務内容は興味があるのか
自分ができそうな仕事なのか?もしくは、自分が興味のある仕事なのかどうか?が大切。
もちろんどんな仕事も人並みの努力を行えばできるようになると思いますが、興味のある仕事の方が長く続きやすいです。
同じ仕事内容の会社がたくさんある場合は、会社の規模や年数を見てください。
設立年数が若いと教えてくれる人もいなかったり、働く環境が整っていない可能性が高いからです。
教育体制が整っている企業を選びたい場合は、最低でもグループ会社含めて10年継続しているところを選んでくださいって、転職エージェントから言われました。
補足1:転職サイトと求人サイトの違い
転職サイトや転職エージェントなどを通じて、15社ほどの企業にエントリーをしました。
どちらを利用した方がいいのか?と言われたら、正直両方使った方がいい求人と出会える確率が高くなるのですが、
どんな人にどちらが向いているのか?を分けてみました。
転職サイトは色々と情報が載っているからこそ、自分でどの求人に応募したらいいのか判断する必要があります。
転職エージェントの場合は、あなたの考えや経歴を聞いた上で、数ある求人の中から合いそうな求人を紹介してくれます。
自分がどんな仕事が向いているのか、わからない、と言う人は、転職エージェントの利用がオススメです。
補足2:バイトか正社員化で悩んだ場合
正直な話、短期間で見ると正社員よりもアルバイトや派遣の方が正直言って稼げますよね。
1時間1600円のバイトや派遣を週5日月8日のお休みで考えると、単純計算で28万1600円。
社会保険など自腹で払うとしても大体残るのは23~24万程度。
一方正社員の給料は会社によりけりですが酷いところだと社会保険等引いて月12万のところもあるし、多いところでも月19万ぐらいもあります。
生涯賃金と言った長い目で見たときは当然ボーナスも含む正社員の方が上回るけれども、月単位でもらえるお金が増えた方がいいですよね。
だからアルバイトを選ぶ!っていう人も正直多いと思います。
でも、これはニートから就職する!と決意するときと同じ考え。
「今がいい」ことを優先してしまっている状態なのです。
派遣社員は高収入ですが、そのほとんどは同じ派遣会社で最高3年までしか働くことができません。
アルバイトは昇給がほとんどなく、スキルアップしたところでそこまで年収が上がりません。
アルバイトや派遣社員の場合、基本的に働いた時間分しか給料は支払われません。
会社によっては、交通費が支払われないところや、規定が設けられているところもあります。
けれども、正社員の場合は有給を使ってもお金を得ることができますし、ボーナスも入ります。
バイトや派遣社員はいくら長く働いても転職しようとした時にキャリアなし状態で換算されますが、正社員の場合はキャリアとして換算されます。
上記のように考えてみると、正社員の方が働く環境が整っているので、長く働くことを考えると正社員を選んだ方がいいと思います。
まとめ:ニートでも就職出来た!
ニートだったけれども無事就職することが出来ました。
就職活動途中、「もうどこでもいいから内定を取ろう」と思っていたこともありましたが
やっぱり長く働きたいと思って頑張って続けていました。
時間はかかったけれども、今の会社に巡り会えてよかったなと思います。
コメント いつも読んでくださりありがとうございます。ご感想お待ちしています。