
一対一で話すのが苦手な、もんたんです。
「人前に出ると緊張して話せなくなってしまう」
「自分の思ったことを言葉にするのができなくてもどかしい」
「人とどのようなことを話せばいいのかわからない」
など、あなたも人とのコミュニケーションに日々戸惑っているのではないでしょうか。
もんたん自身、
「お前の言葉は何言っているのかわからん」と上司に言われて傷ついて立ち直れなかったことがあります。
言葉巧みに自分の思ったことを話せれば…と何度思ったことか…!
「人見知り 克服」ってなんども検索していた時もあります。

そんな私が、1万人以上の大学生の前で入学式にやる在校生代表で緊張を一切せず、一回も噛まずにスピーチを終えることができました。
おかげで、今は人と話すのが苦ではなくなりました。
大人しくて人見知りだった私がどうやって克服をしたのか?周りからの反応は?などを紹介していきます。
人見知りになってしまう人の共通点
「人と話そうと思うと緊張して言葉が出ない」
「手汗が尋常じゃないほど出てくる」
など、人と話そうとすると体に無理な力が加わって緊張を感じ、自分の本来の力を出せない状態が、人見知りの状態。
人見知りの人にはどのような共通点があるのでしょうか?
人見知りになってしまう人の共通点として、
・何事もネガティブに物事を捉える
・警戒心が強い
・〜しなくてはならない、と自分にプレッシャーをかける
以上の傾向が多いんですね。
1つ1つ噛み砕いてお伝えします。
自分の意見よりも相手の意見を大切にする
大人しくて人見知りの人は、なかなか自分の意見をいうことが難しいと考えています。
人見知りの人は、自分に自信がないため、
「自分がやるよりも別の人に頼んだ方がいい」「別の人の意見を反映させた方が役に立つ」と、必要以上に自分の意見を卑下してしまいます。

私も、高校生の頃まで自分の意見をいうことができませんでした。
なんなら、趣味の話を友達に話してはいけない、自分のことを話すことは恥ずべきことだし、悪だと思っていました。
他にも私の人見知りのエピソードがあるので聞いてください。
これは、私の実体験なのですが、中学生の美術の時間で、京都の綺麗な桜の絵を描いていたんです。その桜の色が綺麗だったので、友人から「やり方を教えて」と頼まれたんです。
でも、教えるのが怖かった。私に価値なんてない、と思っていたから。
だから、出来上がった綺麗な桜の絵を塗り潰すように、色の塗り方を伝えました。
「私なんて…」って思っていた世界にいたからこそ、いきなり評価されたのが怖かったんです。
何事もネガティブに物事を捉える
人見知りの人の多くは、自分自身に対する自信のなさから生まれた不安を抱えて生きています。
この不安から生み出された色眼鏡をかけている状態で、物事をみているので自分の中に入ってくる状態のほとんどがネガティブなものばかり。
「目があった…。私これから怒られるんじゃないかな…」
「自分の格好をジロジロ見られている。何かおかしかったかな?」
など、ちょっとした出来事をネガティブに捉えてしまいます。
警戒心が強い
人見知りの人に多いのは、自分のセルフイメージと現状の自分が一致していないことに苦しむこと。
そのセルフイメージ通りに自分を出そうとすると、どうしても人との会話が慎重になるし、ずっとタイミングを見計らっているんです。
「このタイミングで話したた…あぁ!違う人が話してしまった…」と、自分が入れる隙を必死で探しているんです。
そのため、周りから見ると警戒心が強くなって見えます。
〜しなくてはならない、と自分にプレッシャーをかける
セルフイメージが作り出す自分になりたいがために、「〜しなくてはならない」と自分自身で自分の行動に鎖をつけてしまっているのです。
「これをやらなかったら、私はもう終わりだ」
みたいに、自分を追い込んでしまうことが多いです。
自分で追い込むことが精神的負担となってしまい、より人と話すことに対してのハードルが高くなってしまうのです。
なぜ仕事ができないと思われてしまうのか?
自分で自分を責めてしまう
人見知りの人は、家庭環境や学校でいじめられたりなど今までの人間環境が影響して自分に自信がない人が多いです。

私も、親から「これやりたい!」って言うと、
「お前にこんなのは無理だ」って言われ続けましたし、
両親は毎日喧嘩していて、押入れの中の布団の中にくるまって、
喧嘩が終わるのを今かいまかと待っていました。
小さい頃のトラウマが原因で、狭いところや大きい声が苦手になりなりました。
実際、もんたん自身も
- 人の陰口を聞くと自分も言われているのかも…
- ミスを指摘されると自分の存在を否定されている…
と思い、恐怖を感じてしまう事が多々ありました。
言いたいことを行ってしまうと、人間関係に亀裂が入って何されるか怖い…と思って、自分の気持ちに全部蓋をしていました。
何か問題が起こった時は、それが別の人の原因だったとしても自分が悪いんだ、と責めていました。
常に緊張している
人見知りの人は、相手に話しかけるのにとても勇気が入ります。
バンジージャンプをするぐらいの思い切りの良さがないと、なかなか行動に移せないぐらい、人と話すことに緊張感を感じてしまいます。
いざ話そうとすると声も小さいく、モゴモゴ喋ってしまって、相手から「何?」って怪訝な顔で聞き返されると、
もうガラスのハートがバリバリに飛び散ってしまいます。
気づいたら肩が内側に入って、体も萎縮してしまうんですよね。
体が萎縮していると、なかなか自分の本来の力を出すことができないため、仕事の実力もだいぶ落ちてしまいます。

狭いところが苦手な私は、事務職やっていた時にぎゅうぎゅう詰めの環境で仕事をしていたら、ストレスで声が出なくなってしまいました。
人間関係を構築できない
口下手で営業先や職場の人間関係など、すぐに打ち解けるのが苦手なため良好な人間関係を作るのが苦手な人が多いです。
わからないことがあっても、なかなか人に聞くことができません。
仕事ができたとしても、どこか居心地が悪いな…と思ってしまいます。
人見知りが起きてしまう原因
人見知りが起きてしまう原因は、
- 「自分を許す」ことができていない
- 他人の目線を過剰に気にする
この2つが大きいと思います。
「自分を許す」ことができていない
人見知りの人に多いのは、「理想が高い」こと。
イメージでいうと、誰とも話せない人がいきなり人前で司会ができるようになるレベルを目指している感じです。
理想と現実のギャップに打ちひしがれて、理想の自分になっていない自分はクソだ、ダメだ、と自分で自分を傷つけてしまっています。
誰だって、最初から高いハードルを乗り越えられるわけではないです。
小さな階段を一歩一歩上に登って、ようやく道に繋がるんです。
自分を罰し続けても、自分自身の心は、本当の意味で潤うことがありません。
他人の目線を過剰に気にする
「〇〇しなくちゃいけない」
「〇〇であろうとしなくては…」
など、他人からよく思われようとする気持ちが強くて、好印象に見えるキャラクターをつい装ってしまいます。
指摘されるなど自分の気持ちが落ち込むぐらいなら、無害な人物で入られた方が、居心地がいいからです。
人をまとめるのが苦手なのに、自分から率先してまとめたり、本来自分がしない行動なのに行ってしまいます。
すると、本来の自分とのギャップを感じて辛くなってしまいます。
本当に人見知りの状態は、人に会うのが辛いです。
私自身およそ10年ほど人見知りを発動していたのですが、ようやく卒業することができました。
実際に人見知りだった私の克服法を書いた記事を載せますので、合わせてどうぞ。
人見知りに向いている仕事
人見知りの人が、他人に声をかけたりすることはとてもストレスになります。
世の中には人と話さない、あるいは最低限の業務内容についての話ができればokと言う仕事も存在します。
今回はその一部を紹介します。
バグチェック
発売前のゲームソフトやスマホアプリに、動きの誤りがないかどうか、アイテムは正常に表示されるのか?ステータスは?など、バグがないかを検査する仕事。
出勤日に、作業内容の説明を受けた後、検査項目を記載したチェックリストを元にゲームをプレイしてバグを探していきます。
中には直行直帰できる会社もあるので、ほとんど誰とも話さず終わることも。
宅配スタッフ
トラックの運転手や、飲食のデリバリースタッフなど、頼まれたものを指定位置に届ける仕事です。
運搬業務なので、運搬している最中は1人でも行動がほとんど。
話す時は、頼まれたものを渡すときや、お店から指示が入ったときぐらいです。
ビルメンテナンス
大型商業施設やオフィスビル、病院などのビルを利用している人たちが快適に過ごせるように、管理・メンテナンスする仕事です。
電気設備・空調設備・ボイラー設備など、ビルに必要な設備の管理や、不具合のあるところの点検などを行います。
必要に応じて専門業種に修理をしてもらうための手配を行うこともあります。
在宅勤務
「在宅勤務なんて、実力がある人だけができるものじゃないの?」って思っていませんか?
実は、Appleのサポートセンタースタッフや、商品のアフターフォロースタッフなど応募する段階でそこまで専門知識がなくても、自宅でできる仕事があります。
人見知りを克服するには
人見知りを克服しようと、勇気を出して話しかけたのに相手に無視されたりそっけない態度をされてしまって、
- 人と話すのが怖い
- 自分なんて興味を持つ人はいないんだと感んじてしまう
- 悪口を言われているのかな?自分がどう思われているのかが不安
など、自分から人に話しかけることが難しくなってくるパターンもあります。
きっかけは些細なことなのですが、本人にとってのダメージは大きく辛いものです。
自分から克服しようと思ったのに、なかなか改善できなくて辛いと思ってしまう理由は、克服方法を変えてみることです。

以下、実際に私がやったことです。
仲がいい友達に相談してみる
私は、自分の自己肯定感を養いたくて、
・宗教がやっているコーチング
・紙に書き出す
・仏壇で手を合わせる
・原因を作った親に全ての心境を打ち明ける
など、本当に様々なことをしました。
でも、全部効果がありませんでした。
一番効果があったのは、仲がいい友人に自分の状況を聞いてもらって「よく今まで頑張ったね」って労ってもらったこと。
すごい心が救われたんです。
友人は、何も口を挟まないで聞いてくれました。ただ、ただ私の話に耳を傾けてくれました。
「ダメな自分」「そうでない自分」も全部受け止めてくれると、友達は言ってくれました。
その言葉が、私にとってなによりも救いだったんです。
自分を許すこと
あなたは自分自身の味方になっていますか?
きっと、あなたは自分自身の最大の敵になっているのではないでしょうか?
人によく思われたいと思って、肩肘張っていませんか?
今の自分だって、今まで頑張ってきたからこそ、今がある。
その自分を否定してしまったら、きっと理想の自分になれたとしても、隣の芝は青く見える状態で、心は十分に満足しない状態のまま。
まずは「今の自分のままでも大丈夫」と、今の自分を認めて許してあげてください。
自分反省会ではなく、自分応援会を実施する
人見知りの人って、自分への反省点はたくさん見つけることができるのですが、なかなか自分の伸ばすポイントがあまりわかっていない人が多いんです。
一番身近な自分が、自分自身を応援することができないとなかなか前向きに物事を取り組むことができません。
何かミスをしてしまった時に、
「ああ、この時こうすればよかった」と反省することも大切ですが、
「ここ前と比べたらうまくなったな」
「ちょっとやり方を間違えただけ。惜しかったねぇ〜」
と、自分を応援する言葉を自分にかけてあげましょう。
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